『キングダム』に登場する万極(まんごく)は、趙国の将軍でありながら、作中でも屈指の残虐さを持つ人物として知られています。
家族や仲間を失い、復讐だけを支えに生きてきた万極は、合従軍編で飛信隊の信と激突。
長年抱え続けた怨念をぶつけながら壮絶な最期を迎えることになります。
この記事では、万極の死亡理由や死亡シーンの詳細をはじめ、長平の戦いとの関係、信との一騎討ちの結末、そして万極という人物が『キングダム』で果たした役割について詳しく解説していきます。

キングダム「万極(まんごく)」の死亡理由・死亡シーン詳細!復讐に取りつかれた長平の遺児の最後
| キャラクター名 | 万極(まんごく) |
|---|---|
| 死亡情報 | 第27巻・第288話 |
| 所属・役職 | 趙国の将軍 |
万極の登場
万極が初めて登場したのは、龐煖(ほうけん)を総大将とする趙軍が秦の馬陽へ侵攻した「馬陽の戦い」です。

その残虐な行動によって多くの村が壊滅し、万極の名は秦軍にも広く知れ渡ることになります。
これを受け、王騎将軍率いる秦軍が出陣し、趙軍との激しい戦いが始まりました。
戦いの最中、飛信隊が野営地で休息していたところへ龐煖が突如襲撃を仕掛けます。
突然の奇襲によって飛信隊が混乱する中、万極軍も攻撃に加わり、飛信隊は龐煖と万極軍による挟撃を受けることになりました。
信は龐煖との戦いで意識を失い、飛信隊は壊滅寸前の状態に追い込まれます。
仲間たちは気絶した信を守りながら必死に戦場から離脱し、それぞれ散り散りになって逃げ延びました。
この馬陽の戦いは、万極が『キングダム』に初登場した戦いであると同時に、彼の残虐性や秦への異常なまでの憎悪が強く印象付けられたエピソードでもあります。
合従軍編で再登場
万極(まんごく)が死亡したのは、合従軍編で描かれた信との一騎討ちです。
万極は趙国の将軍であり、長平の戦いで家族や仲間を失った生存者の一人でした。
彼が率いる万極軍もまた、長平で人生を狂わされた遺族や遺児たちで構成されており、「長平の呪い」と呼ばれるほど強烈な復讐心を抱えた軍として知られていました。

長平の戦いでは、秦六将・白起によって40万人もの趙兵が生き埋めにされたとされています。
万極もその悲劇を生き延びた一人であり、家族や仲間を失った絶望から、秦への復讐だけを生きる目的としていました。
そのため彼にとって戦争は国のためではなく、秦人に同じ苦しみを味わわせるための手段だったのです。
「咸陽の秦人を一人残らず皆殺しにする」という異常な執念を見せ、敵兵だけでなく民間人までも虐殺しようとするなど、復讐に取り憑かれた姿を見せていました。
麃公軍VS万極軍
一方、戦場では麃公将軍率いる秦軍が李白軍との激戦で大きく消耗していました。
麃公は疲弊した兵を後方へ下げて立て直しを図りますが、その一瞬の隙を万極軍は見逃しません。
猛攻を仕掛けた万極軍によって麃公軍は壊滅寸前まで追い込まれてしまいます。
しかし、この危機を救ったのが飛信隊でした。
予想外の方向からの奇襲によって万極軍の勢いを止めることに成功し、麃公軍は態勢を立て直す時間を得ます。
信との一騎討ちで万極は死亡
その後、信と万極は戦場で直接対峙します。
そして、自分たちが受けた苦しみを秦人にも味わわせることこそが正義であり、自身が生きる理由だと語りました。
それに対し信は、「俺だって身内を殺された。だが、お前みたいにはなってねぇ」と反論します。
そして、万極が復讐に囚われてしまったのは絶対的な真理ではなく、ただ悲劇から救い上げてくれる人がいなかっただけだと語りかけました。
しかし、万極はその言葉を受け入れることができません。長年積み重ねてきた憎しみはあまりにも深く、彼はなおも信へ斬りかかります。
激しい一騎討ちの末、最後は信の一撃によって万極は討ち取られました。

最期の瞬間まで長平への怨念を捨てることができなかった万極。
しかし、その死によって長平の悲劇から続いてきた復讐の象徴は戦場から姿を消すことになります。
復讐に生きた男と、憎しみの連鎖を断ち切ろうとする男の思想が真正面からぶつかった名場面であり、『キングダム』の中でも特に印象深いシーンとして語り継がれています。
キングダム「万極(まんごく)」は史実に実在する?
結論から言うと、万極は史実には存在しない『キングダム』オリジナルキャラクターです。
そのため、史実上の実在人物ではなく、原泰久先生が物語のために創作したキャラクターと考えられています。
ただし、万極という人物そのものは架空ですが、彼の背景となっている「長平の戦い」や「趙兵40万人生き埋め事件」は史実をもとに描かれています。
紀元前260年の長平の戦いでは、秦の名将・白起が降伏した趙兵を大量に処刑したと『史記』に記されています。
人数については諸説ありますが、『キングダム』ではこの悲劇によって家族や仲間を失った生存者として万極が設定されました。
つまり万極は、以下のような位置づけのキャラクターとなります。
- 史実には存在しないオリジナルキャラクター
- モデルとなった特定の実在人物も確認されていない
- 長平の戦いの被害者たちを象徴する存在として描かれている
- 秦への復讐心や憎しみの連鎖を表現するために生み出されたキャラクター
万極の存在によって、単なる国同士の戦争ではなく、長平の戦いが後の世代まで大きな傷を残していることが強く表現されているのです。
まとめ
- 趙国の将軍で、長平の戦いの生存者として強い復讐心を抱えていた。
- 第27巻・第288話で死亡。
- 長平の戦いで家族や仲間を失い、秦への復讐だけを生きる目的としていた。
- 万極軍は長平の遺族や遺児たちで構成され、「長平の呪い」と呼ばれていた。
- 合従軍編で信と直接対決する。
- 「秦人は皆殺しにされて当然」と語り、復讐こそが自分の正義だと主張。
- 信は「自分も大切な人を失ったが、お前のようにはならない」と反論。
- 信は、万極が憎しみに囚われたのは救ってくれる存在がいなかったからだと諭す。
- しかし万極は信の言葉を受け入れず、最後まで復讐心を捨てられなかった。
- 激しい一騎討ちの末、信の一撃によって討ち取られる。
- 最期まで長平への怨念を抱えたまま戦場に散った。
- 万極の死は、長平の悲劇が生んだ復讐の連鎖の終焉を象徴する場面となった。


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