『キングダム』の中でも屈指の人気を誇る桓騎軍。
その中で“古参の腹心”として常に桓騎を支え続けた雷土の最期は、読者に大きな衝撃を与えた名シーンです。
豪放磊落で仲間想い、そして桓騎を誰より信じていた雷土が、どうして命を落とすことになったのか。
雷土はどのように戦い、何を思い、どんな最期を迎えたのか――。本記事では、以下の内容について解説します。
- 雷土の死亡シーンの詳細
- 扈輒軍に捕らえられるまでの経緯
- 拷問の末に散った最期の姿
- 桓騎との絆や“桓騎軍の宿命”
雷土の生き様と最期が、なぜ多くのファンの心を揺さぶったのか。その理由を徹底的に追っていきます。
キングダム桓騎軍「雷土」の死亡シーン詳細!最後はバラバラにされて生涯を終える




死亡までの流れ
- 趙王都邯鄲の喉元平陽城攻略「桓騎軍8万VS扈輒軍24万」
- 敵将・龍白公を討ち取るも雷土は捕まる
- 拷問を受けるも何もしゃべらず死亡
| キャラクター名 | 雷土 |
|---|---|
| 死亡情報 | 第63巻 687話「痛み」 |
| 所属・役職 | 副将、将軍(どこにも記載がありません) |
①趙王都邯鄲の喉元平陽城攻略「桓騎軍8万VS扈輒軍24万」

雷土軍は、桓騎軍の右翼として平陽城攻略に向かっていました。
六大将軍に任命された桓騎は、これまで以上に大胆な侵攻を進め、他の軍よりも深く敵地へ踏み込んでいきます。
その結果、桓騎軍は次第に苦戦を強いられる状況に陥るのでした。
戦況の悪化を受け、参謀の摩論は後退を進言しますが、桓騎はそれを退け、「前進だ」と命じます。そんな中、激戦が続く戦場に、扈輒軍15万という大軍が新たに投入されました。
雷土、厘玉、黒桜、摩論といった桓騎軍の幹部たちが動揺する中、雷土は「ウダウダ言ってねーで、さっさと腹くくって作戦考えろ、摩論。お頭が戦るって言うなら、戦って勝つだけだ」と強く言い放ちます。
雷土は、「今までだって、これくらいの戦力差で何度も勝ってきただろ」と、これまで数々の不利な戦いを勝ち抜いてきた桓騎なら、必ず何か策を用意しているはずだと仲間たちを鼓舞します。
しかし摩論は、「それは奇襲が通じる規模だったからだ」と反論。厘玉も、六大将軍となり軍勢が大規模になった今では、従来の奇襲戦法は通じにくいと指摘するのでした。
それでも雷土は「うるせェ。それでもお前ら桓騎一家か。昔から何も変わってねェだろ」と一蹴します。
六大将軍となっても、むしろさらに狂気じみた戦いを選ぶ桓騎を、雷土は「最高じゃねェか」と笑い飛ばすのでした。
こうして、桓騎軍8万と扈輒軍24万という、圧倒的な兵力差の戦いが始まりました。
②敵将・龍白公を討ち取るも雷土は捕まる

右翼の雷土軍は龍白公、中央の黒桜軍・厘玉軍は虎白公、左翼の玉鳳軍・飛信隊は岳白公と、それぞれ扈輒軍の将が立ちはだかります。
戦場各地からは「雷土さんは奮戦していますが、右翼はすでにボロボロです」と苦戦の報告が届きます。
敵は倒しても倒しても尽きることなく現れ、雷土は「キリがねェな」と叫びながら戦い続けます。
そんな中、伝令役のオギコが桓騎からの命令を届けに現れました。
その内容を聞いた雷土は、桓騎の予想外の作戦に笑みを浮かべ、「さすがお頭。そうこなくっちゃよ」「やっぱすげェなァ、桓騎は」と言い、いったん後方の森まで退いて態勢を立て直そうとします。
しかしその最中、部下が敵将・龍白公の次男を捕らえてきます。無理をせず命令どおり退いていれば、生き延びることもできたはずでした。
それでも雷土は、戦局を有利にするため、桓騎の命令を無視して危険な賭けに出ます。
捕らえた次男を囮にして、左翼の将・龍白公を誘い出し、討ち取る作戦を決行。
作戦は成功し、龍白公を討つことに成功しますが、追撃してきた長男・竜布に捕らえられ、雷土は扈輒軍本陣へ連行されます。
③拷問を受けるも何もしゃべらず死亡

本陣で激しい拷問を受けながらも、雷土は一切口を割りません。
扈輒は、桓騎に何か策があるはずだと吐かせようとしますが、雷土は沈黙を貫きます。
自らの最期を悟った雷土は、「もう一回だけ、お頭としゃべりたかったな」と、そう心の中で呟きながら、静かに命を落としました。
「キングダム」桓騎軍「雷土」の生前の活躍のまとめ
- 山陽の戦い
- 黒洋丘の戦い
- 趙の鄴攻め
山陽の戦い
雷土が初めて登場したのは、秦軍・蒙驁と魏軍・廉頗が山陽の領土を巡って戦った大規模な戦いです。蒙驁軍の副将として桓騎が参戦し、その桓騎軍の副将の一人として雷土が姿を見せます。
正攻法で真っ向から攻める蒙驁とは対照的に、桓騎は奇襲や敵兵の遺体を利用した心理戦など、予測不能な戦術で敵を翻弄し、次々と将を討ち取っていきます。
魏軍の廉頗四天王・玄峰を討ち取った場面では、桓騎と黒桜が伝令兵に変装して魏本陣へ潜入し、玄峰を奇襲します。その間、雷土は桓騎軍本陣を急襲してきた介子坊と対峙し、激しい戦闘を繰り広げました。
その後、桓騎軍は魏本陣への総攻撃を仕掛け、白亀西将軍を討ち取ります。本陣を包囲した別動隊4千人の中にも雷土が参戦しており、桓騎軍の中核として戦っていたことが描かれています。
最終的に、この戦いは飛信隊の信が廉頗四天王・輪虎を討ち取ったことで大きく秦軍が優勢に転じ、廉頗が降伏したことで秦軍の勝利となりました。
黒洋丘の戦い
この戦いは、秦が中華統一への足がかりとして、趙の要地・黒羊丘(こくようきゅう)を攻めた戦です。
秦軍は桓騎を総大将とし、桓騎軍5万と飛信隊8千で編成されていました。対する趙軍は、慶舎を総大将、紀彗を副将として迎え撃ちます。
黒羊には城がなく、戦場となるのは黒羊丘周辺に点在する5つの丘です。これらの丘をどれだけ占拠できるかが勝敗を分ける条件でした。
戦いの先陣を切ったのは雷土軍と飛信隊。作戦は、樹海を最短で突破し、中央丘より前で敵と交戦することでした。もし中央丘より先に進めば、手前の2つの丘を戦わずして確保できるからです。
進軍中、雷土軍の兵と飛信隊の尾平が雷土の過去について語ります。雷土も元は野党団の一人で、桓騎が討伐や説得を重ねて配下に取り込んできた存在でした。
雷土軍の隣には、桓騎軍随一の凶暴さを誇るゼノウ軍も並んで進軍します。
雷土軍は順調に中央丘付近まで進み、趙軍と交戦。圧倒的な戦力で敵を粉砕していきます。後方では、尾平を含む雷土軍第2陣が先行部隊への合流を急いでいました。
先頭の雷土・ゼノウ軍は趙軍右翼を破壊し、中央丘を回り込もうとしますが、そこに趙軍の岳嬰将軍が立ちはだかります。
岳嬰は雷土に対し、「戦で最も恐ろしいのは、優位に立っていると思っていた状況が、知らぬ間に死地へ変わっていることだ」と意味深な言葉を残します。
しかし雷土は、この時まだ事態に気づいていませんでした。
実は、雷土軍第2陣の進路に趙軍総大将・慶舎が割り込み、雷土軍を分断する策を実行していたのです。この攻撃によって第2陣は完全に足止めされ、前方の雷土・ゼノウ軍は孤立。気づかぬうちに包囲され、絶体絶命の状況に陥ります。
その結果、雷土・ゼノウ軍は壊滅的な被害を受けました。これは桓騎の想定をも大きく超える損害でした。
しかし雷土は、常識的な軍隊では考えられない行動に出ます。
元野党団ならではの“生き延びる知恵”――「火兎(かと)」と呼ばれる笛を吹いたのです。
この笛は「完全包囲」「絶対絶命」を意味します。合図を聞いた者たちは統制を捨て、四方八方へ散って逃走します。
通常の軍隊のように殿を守る必要がなく、敵も誰を追えばよいのか分からなくなるため、結果的に最も生存率が高い逃げ方でした。
壊滅状態となった雷土軍ですが、残存兵は中央丘に集結し、趙軍が砦化していた陣地を焼き払います。
初日に激戦となった左翼は、2日目・3日目と両軍が動かず、中央丘を挟んで睨み合いが続きました。
4日目、飛信隊の信が趙軍総大将・慶舎を討ち取ります。
これで秦軍優勢かと思われましたが、桓騎は丘への侵攻を止め、あえて丘を趙軍に明け渡します。
納得できない雷土たちは、「お頭を信じてはいるが、俺たちは丘取りの戦いをしていたはずだ」と桓騎に不満をぶつけます。
しかし桓騎の狙いは、丘ではなく副将・紀彗その人でした。
桓騎は捕虜から離眼城の情報を引き出し、周辺の村の女や子供を虐殺。その遺体で巨大な骸の像を作り、紀彗に送りつけ「次は離眼城だ」と脅迫します。
これにより紀彗軍は黒羊を離れ、離眼城へ向かいます。
桓騎軍はその隙に黒羊へ引き返し、趙軍が築いた陣地をほぼ無傷で奪取し、戦いに勝利しました。
戦後、桓騎軍を離れて飛信隊へ行こうとする那貴に対し、雷土は「行かせるかよ」と言って殴り倒します。
趙の鄴攻め
秦軍は当初、趙の山陽から本格的な趙攻めを進める予定でした。しかし、李牧が築いた防御策が想像以上に強固だったため、王翦は戦略を変更し、趙の王都圏にある第2の都市・鄴(ぎょう)を狙う方針に切り替えます。
雷土がこの戦いで最初に登場するのは、秦軍が趙王都圏の玄関口である列尾へ到着する直前の場面。
趙軍の騎馬隊5,000が秦軍の進軍を止めようと襲撃しますが、応戦したのは雷土を含む桓騎軍のみで、王翦軍と楊端和軍はそのまま前進を続けました。
鄴城へ到達後、城の包囲は桓騎軍6万に任され、雷土は敵軍が鄴へ辿り着かないよう周辺で迎撃を続けます。
戦いの終盤、鄴の食糧不足を知った李牧は朱海平原から鄴の救援へ向かいます。しかし、王翦軍に追われる形となり、到着時には李牧軍は疲弊。その李牧軍を雷土・ゼノウ軍が迎撃し、退けることに成功します。
一方で、鄴の城内では食糧が完全に尽き、市民が自ら城門を開いて脱出。これにより秦軍は鄴を無血で占拠することになりました。
食糧が運び込まれた後、鄴城内で焼き肉を嬉しそうに頬張る雷土の姿が描かれ、戦いの苛烈さと桓騎軍らしい飄々とした一面が対照的に示されています。
「キングダム」桓騎軍「雷土」の史実情報
雷土は史実には登場しません。『キングダム』オリジナルのキャラクターです。
中国の歴史書である『史記』には、桓騎(かんき)の側近として名前が記されている武将は存在しません。
桓騎軍の幹部たち(雷土、摩論、厘玉、黒桜など)は、物語を盛り上げるために作者の原泰久先生によって創作されたキャラクターたちです。
まとめ
| キャラクター名 | 雷土 |
|---|---|
| 死亡情報 | 第63巻 687話「痛み」 |
| 所属・役職 | 副将、将軍(どこにも記載がありません) |
死亡までの流れ
- 趙王都邯鄲の喉元平陽城攻略「桓騎軍8万VS扈輒軍24万」
- 敵将・龍白公を討ち取るも雷土は捕まる
- 拷問を受けるも何もしゃべらず死亡

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